寿湯

今日は久しぶりに寿湯に行った。

寿湯は東京メトロ銀座線稲荷町駅にある銭湯で、ちょうど上野と浅草の間にある。

上野駅から歩ける距離なので上野に寄った際には是非とも行ってほしい銭湯だ。

寿湯の一番の魅力は細部まで気配りがされていることだと俺は思う。

寿湯はマナーが悪い客が度々見受けられるが、店員が頻繁に清掃しており、外観からは想像できないくらい清潔感がある。

露天風呂は広くて最高だが、サウナは普通の高温サウナと塩サウナの二種類があり、水風呂も露天タイプと洞窟水風呂と呼ばれる水風呂の二種類ある。

高温サウナは狭目なので、混雑時は塩サウナに逃げることが多い。塩サウナは寿湯くらいでしか利用しないのでここぞとばかりに堪能することにしている。

水風呂はどちらも18度程度だったと思うが、洞窟水風呂の方が水の流れが激しいので体感温度が低い。音が反響するので水風呂に入った時の、口から声が漏れる時のヤツが反響して面白い。

俺が寿湯を好きな一番の理由はととのいスペースが充実していることにある。

露天スペースには露天風呂を囲むように椅子が複数個設置されているので、水風呂から出ても、リラックスする場所がない…ということには中々ならない。

露天スペースのすぐ隣にマンションがあるので、見られているんじゃないかという気持ちから最初の方はリラックス出来なかったが、何回も足を運ぶと無事ととのいまで持っていくことが出来る。

アメニティも充実しており、ドライヤーが有料なんてことはなく、化粧水や乳液、ヘアトニックも常時されている。

不思議な気もするが、店の前に自転車タイヤの空気入れもあり、店側の気配りが感じられる。

俺は寿湯に行く時に自転車を使うことは無いだろうが、こういう気配りは好きだ。

銭湯だけの魅力で言えば、同じ兄弟が経営している萩の湯に軍配が上がるだろう。

しかし、俺が一番好きな銭湯は寿湯以外ありえないのだ。